rikolektは、「re-collect : 記憶の再集」ということばから、文字の形や語感を考えて名付けた。記憶の再集。
だれにでも、朝日を見てこころがすっきりとしたり、夕日を見てさみしさを感じた経験はあると思う。夏の匂いを感じる夕方を歩いたことがあると思う。
何かを見て美しいと思う、さみしさを感じる。めまぐるしい毎日のなかで忘れてしまいそうな、自然の営みや季節のささやかな変化に一喜一憂しながら暮らすことは、忙しいこころとからだに必要なゆとり。
そんなゆとりのことを思いながら、日々のかけらを忘れないように拾い集めて、生地をつくり、洋服を作っている。
いらないものや情報に、がんじがらめになったこころを解くものを早すぎて見えない世界とは、少し距離を置いたところから。
rikolektと名を掲げて洋服を作ることは、一度、空っぽにした自分に本当に必要なものをもう一度集める旅のような、そんな感じがしている。暮らしの上にものづくりがあって、ものづくりの上に暮らしが成り立っている。
もちろん誰にでも気に入ってもらえて、着てもらえるものではない。そういうものを作る役割の優れたひとは、他にいる。rikolektの役割は、あなたのこころに届けられるなにかを、洋服に込めること。
それは着心地かもしれないし、質感かもしれない。ことばかもしれないし、匂いかもしれない。美しさかもしれないし、さみしさかもしれない。
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rikolekt
リコレクト
nostalgia SNOOD
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